令和2年年末ご挨拶(コロナ感染症対策今年の取組・今後の予定について)
DECEMBER 26,2020新型コロナウィルス感染症に罹患された方々とその家族関係者の皆様にお見舞い申し上げます。またお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして一日も早く人々が安全で安心した平和な生活を取り戻せますよう祈念申し上げます。
コロナ感染症拡大により、仕事を失う人などが増加し3月以降かなりの数の採用面接があります。リモートでの面接対応、採用者入社手続き入社後の研修も慎重に感染症対策を行っております。面接時間も一人30分以内とし換気を徹底しながら行っております。
研修は1か所に5名以上にならないよう、各支店に分散し行います。管理本部・警備部・営業部においては一部リモートワーク、時差出勤導入により事務所内の密度を少なめで業務を行っています。
全従業員の健康管理を徹底(注意喚起メールや社内報での情報発信含む)高年齢者の有給休暇優先消化促進・マスク配布(品薄だった3月・4月に会社で調達)希望者には家族分も配布しました。現場などへ携帯できる手指消毒剤の全従業員への配布も行いました。
イベント等の中止が続き、毎年行っていた雑踏警備の仕事が減りました。幸い弊社は交通誘導警備の割合が多くこの部分に関しては緊急事態宣言下でも止まることなく動いていたので
全従業員に均等に仕事がいきわたるようにシフトを調整し、できる限り賃金が低下しないようにしました。それでもやむを得ず休業させなければいけない従業員も複数人おりましたので、雇用調整助成金などを活用し従業員の雇用の維持に努めました
今後はコロナだけでなく、未知のウィルスがまだまだ出てくる可能性も踏まえ、今回のコロナ感染症対策を教訓とし、ブラッシュアップしていきたいと思います。現在は一部リモート勤務としていますが、今後はできる限りリモート在宅での業務を遂行できる体制に整えていきます。現場の警備員に関しては絶対にリモートのできない業務ですので、健康管理の徹底等をし、現場で必要な隊服・備品なども感染症対策、暑さ寒さ対策に有効なものを積極的に取り入れライフラインを作る・守る仕事が安全に行えるようにしていきます。
今年開催予定だったオリンピックが来年に延期になり、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体に加盟していた弊社の痛手は予想以上のものでした。一昨年より今年のオリンピックに向けて様々な準備をし、資金も投入してきました。既に弊社が請け負う警備の場所・人数も決定していました。今のところ組織委員会は来年必ず開催する方向で動いているようですので、弊社を含む共同企業体では来年に向けて仕切り直しをしています。準備期間が増え、じっくり時間をかけて準備ができると前向きにとらえ精一杯取り組みます。
民意がどれほど反映されるのかわかりませんが、現状オリンピック開催は不可能・反対との声が多いなか本当に来年の開催にこぎつけられるのかもわかりません。しかしながら、請け負った仕事ですので準備は怠る事はできない現状です。ただ、最悪中止となったとしてもオンピックに向け数年間かけて社内体制を整え、社員数を増やしてきたことは他の現場でも必ず生かせるものです。オリパラの期間はほんの1か月半程度です。警備の仕事はこれに限るわけではないので、この数年で培ったノウハウは他の現場に生かしていける事ばかりです。超高齢化社会が目前の日本において警備業は中高年でも活躍できる、これからも広く雇用の受け皿として必要な職業です。もしオリンピック開催がなくなれば日本経済が大打撃を受け今以上に失業者も増えるでしょう。その時にきちんと雇用を維持し、また拡大できるある意味チャンスがやってくるかも知れません。どちらに転んでも歩みを止める事のないようにしていく所存でございます。
想定外の事が起こり大変な年でしたが弊社も無事に年の瀬を迎える事ができました。来年もお客様は勿論の事、皆様に安心安全を提供するため一層のご満足を頂けるよう、社員一同研鑽を積んで参ります。
変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
来る年の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
令和2年12月26日
株式会社きたむら
代表取締役北村容子